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カンガルー・ノート

安部公房の「カンガルー・ノート」を読んだ。
足の脛からかいわれ大根が生えてくる男の話。
何回も読んでいるけど、読むたびに面白い。安部公房がこれを書いたのは死期の直前らしくて、「死」をいうものを描いているんだけどなんだか笑ってしまう。

まずかいわれ大根が生えてくる場所が「脛」ってとこがミソだと思う。
これが「顔」っだったりしたらぜんぜん笑えない。かなり深刻な物語になってしまうと思う。
でもかいわれ大根が生えたのは「脛」だから男性である主人公は長ズボンをはいているので普段は見えない。
主人公自身も「このままかいわれが全身に広がったら死ぬしかない」と思っているあたり、「脛ならまぁ良いか」と思っているんだろう。

いろんな場所を旅するのに脛のかいわれを食料にしているし。

安部公房らしい作品です。私小説みたいな感じかなぁ。

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